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2021.01.05

まれに見る逆風の中、ベントレーが過去最高の販売台数を記録

・2020年、ベントレーモーターズは11,206台のラグジュアリーカーを販売
・工場の稼働停止や各地のロックダウンにも関わらず、創業101年の歴史の中で過去最高の販売台数を記録
・中国、南北アメリカ、アジア太平洋での販売が特に好調
・新型フライングスパーの投入が好調な販売を牽引

ベントレーモーターズは本日、2020年の世界販売台数が2019年比2%増の11,206台であったと発表しました。新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大前の販売目標には届かなかったものの、新型車の相次ぐ投入が成功し、創業101年の英国ラグジュアリーカーブランドにとって過去最高の販売台数を達成しました。

ベントレーは2020年3月から7週間にわたって生産を停止し、生産再開後はソーシャルディスタンス確保の感染症対策にしたがい、生産台数を50%に縮小する日々が9週間続きました。以来、ソーシャルディスタンス等の感染症予防を徹底しつつ、それに合わせて生産環境を包括的に見直し、世界的な需要に応えることができています。

ベントレーの最大市場は依然として南北アメリカですが、アメリカ市場に迫る勢いの中国が2019年比48%という驚異的な伸びを見せました。

こうした販売実績を受け、ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のようにコメントしています。

「パンデミック前の計画では、この実績を上回る数値を期待していました。ですが、一年の大半を通し、世界各地で様々な制限が実施された中での過去最高実績の達成は、当社の可能性を力強く発信することにつながったと考えています」

「先行きが不確かな状況ではありますが、新しい年も引き続き、慎重に前進していく所存です。ですが、確かなこともあります。当社のコミットメント実現の第一歩となるベンテイガハイブリッドの発売です。今年発売を予定しているニューモデルは 9つありますが、その第一弾の投入によって『ビヨンド100』戦略を着実に進め、2030年までに全ラインアップを電動化する方向へと舵を切った当社の取り組みに弾みをつけます」

2020年は注目のニューモデルの相次ぐ投入に加え、人気の高い車種の販売地域を拡大したことがベントレーの堅調な販売に大きく貢献しました。中でも、世界各地で発売された新型フライングスパーは、ユーザーからもメディアからも圧倒的な支持を集めました。

2020年10月に高性能V8エンジンを搭載したフライングスパーV8が導入されると、その需要はさらに高まりました。

コンチネンタルGTとGTコンバーチブルは、それぞれ世界販売の24%と15%を占め、トータルで39%を占めたコンチネンタルGTシリーズがベントレーで最も売れたラインアップとなりました。ベンテイガは、先代モデルの在庫が不足したことと、COVID-19の世界的大流行よって新型ベンテイガの市場投入が遅れたことが響いたにも関わらず、単独モデルとしての販売台数は引き続きトップであり、全体の37%を占めました。行き先を選ばないラグジュアリーSUVのパイオニアとしての人気はまったく衰えていません。

南北アメリカ市場の販売台数は2019年の 2,913台から4%増の 3,035台でした。南北アメリカはベントレーにとって最大の市場であり、フライングスパーの投入が販売に大きく寄与したほか、コンチネンタルGTとGTコンバーチブルといったラグジュアリーグランドツアラーも年間を通して好調でした。

最も顕著な伸びをみせた中国では、2019年の1,940台から大きく飛躍した48%増の 2,880台を販売しました。トラディショナルなセダン市場への新型フライングスパーの投入が功を奏したことに加え、ベンテイガの販売も好調を維持しました。

欧州では新型ベンテイガの市場投入が遅れたことが影響し、2019年の2,670台を18%下回る2,193台という結果になりました。

ベントレーが本社を置く英国ではなんとか持ちこたえ、1,160台を販売しましたが、2019年から22%の減少となりました。

中東では2019年に852台を販売しましたが、2020年は735台でした。

最後にアジア太平洋地域ですが、2020年は1,203台を販売し、2019年の 1,139台から6%の増加となりました。

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