MONTHLY ARCHIVE

2022.08.25

・開発パートナーであるデザー・デベロップメント社にちなみ「デザーベーター」と名付けられた自動車用エレベーターでクルマに乗車したまま各住戸のガレージまで移動
・各住戸内のガレージは最大4台駐車可能、EV充電設備も設置可能
・世界各地の入居希望者に向け、2026年完成予定のベントレーレジデンスをバーチャルツアーで見学できるアプリが登場
・現地マイアミのサニー・アイルズ・ビーチにセールスギャラリーがオープン、実際の居住空間と同じ6千平方フィートのモデルルームを「ベントレーホーム」の家具でコーディネート
・詳細はこちら:https://www.bentleyresidencesmiami.com/

ベントレーモーターズはフロリダ州マイアミに2026年完成予定のレジデンシャルタワー「ベントレーレジデンス」について、4台駐車可能でEV充電設備用のスペースも備えたガレージを各住戸に完備すると発表しました。開発パートナーであるデザー・デベロップメント社(Dezer Development)にちなんで「デザーベーター(Dezervator)」と名付けられた革新的なエレベーターにクルマごと乗り、道路から各住戸のガレージまでひと息に移動するという至高のライフスタイルを提供します。入居希望者に向けて制作されたバーチャルツアーでは、デザーベーターで各住戸内のガレージまで移動する様子などを含め、ベントレーレジデンスを一足早く体験していただけます。

ベントレーモーターズとデザー・デベロップメント社は2021年にパートナーシップの提携を発表し、ベントレーブランド初となる高級レジテンスが61階建ての高層ビルとなることと、ラグジュアリーな各住戸からベイビューやオーシャンビューを楽しめることを明らかにしていました。2022年には、サニー・アイルズ・ビーチにあるベントレーレジデンス建設予定地の近くにセールスギャラリーがオープンし、入居希望者を対象にベントレーレジデンスの開発について詳しくご案内しています。

ベントレーレジデンスにはデザーベーターが4基設置されます。ベントレーのパートナー企業であるデザー・デベロップメント社が独自に設計したエレベーターは749フィートのビル最上階までクルマを運搬する能力があります。各エレベーターには油圧システムがあり、このシステムでタイヤを挟み、クルマを引っ張ってロボットシャトルシステムに載せた後、目的の階までエレベーターが上下に移動します。

クルマのシートに座ったままデザーベーターで移動するという特別な体験に加え、低層階ではエレベーターシャフトの周囲がガラス張りとなり、建物内の共用エリアを一望できる設計になっています。

最上階の61階まで、各住戸内に3台または4台駐車可能なプライベートガレージが用意され、希望すればEV充電設備を設置することもできますので、利便性と安全性に優れ、プライバシーが守られた空間で大切な愛車を保管できます。居住者が所有するクルマにはすべてRFIDタグが貼られる予定です。ベントレーレジデンスにクルマで到着するとRFIDタグが自動で読み取られます。すると、高度な照明システムが作動し、自宅に移動するための正しいデザーベーターへとドライバーを誘導します。ID情報が自動で認識されるため、ドライバーは降車したりボタンを押したりする必要がなく、そのまま自宅前まで移動できます。

ベントレーレジデンスの共用スペースと豪華な住戸は現在、Unreal Engineを使用したバーチャルツアーで見学可能です。Unreal Engineはゲーム開発者向けのゲームエンジンですが、高度なリアルタイム3Dを制作するためのプラットフォームでもあり、ベントレーレジデンスのバーチャルツアーに使用されています。バーチャルツアーでは実際の居住者のように建物内を歩いて回ったり、クルマで到着してデザーベーターで目的の階まで移動したりする仮想体験ができます。

居住者の友人や家族など、ベントレーレジデンスを訪れるビジターには地下のガレージをご利用いただきます。地下のガレージにもEVとプラグインハイブリッド用の急速充電ステーションが設置されます。

ベントレーレジデンスは建物のどこにいてもワイヤレス通信を利用でき、ホットワイヤーシステムの導入により、デザーベーター内での通信も可能です。

バーチャルリアリティツアーのアプリを利用してデザーベーターや住戸専用ガレージなどを体験することもできます。プール付きバルコニーを備えた各住戸をはじめ、映画館、ゲームルーム、ウェルネスセンターとスパ、ウィスキーバー、シガーラウンジ、レストラン、美しいロビーなど、ベントレーレジデンスの東西ユニットの全貌をバーチャルプレビューできます。各住戸の販売が正式に開始された今、バーチャルツアーを利用してデザーベーターで61階まで移動したり、共用スペースの精巧なインテリアデザインを堪能したりすることによって、お客様の購買意欲が一段と高まることが期待されます。

マイアミのサニー・アイルズ・ビーチにあるセールスギャラリーでは対面でのご案内を実施しています。実際の住戸と同じ6千平方フィートのモデルルームをはじめ、完成予定の建物の手の込んだディテールなどをベントレーレジデンスの担当スタッフがご紹介します。モデルルームに配置されている豪華な家具「ベントレーホーム」は、ベントレーモーターズの長年のブランドパートナーであるイタリア製高級家具メーカーがハンドメイドで製作しています。モデルルームを通し、入居希望者にインテリアコーディネートの一例を提示し、ベントレーモーターズの大切なお客様に新次元のラグジュアリーなライフスタイルをご提案します。

ベントレーレジデンスの住戸は420万米ドルからです。

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2022.08.21

・新登場のクーペ「バトゥール」にベントレーの新たなデザイン言語を導入
・新たなデザインDNAでベントレー製BEVの方向性を示唆
・250年以上の歴史を誇る世界最古のコーチビルダー「マリナー」が コーチビルディングを手掛ける最新モデル
・限定生産される18台はすべて受注済み、価格は1台165万ポンド (オプションを含まない税抜き価格)
・改良されたW12エンジンがベントレー史上最強の740PS超、1,000Nmを発揮
・チタン製部品、持続可能な複合素材「ナチュラルファイバー」、18金の3Dプリンター造形品など、オプションは無限
・eLSD、四輪ステアリング、48V電動アクティブアンチロールバーを採用したシャシーがデザインとパフォーマンスに相応しいダイナミズムを実現
・モントレーカーウィークにてベントレーの顧客を迎え、バトゥールを初公開
・徹底的な開発プログラムを経て、2023年半ばに出荷開始予定

ベントレーモーターズは本日、ベントレーマリナーが手掛ける新たなグランドツアラー「バトゥール」を公開しました。バトゥールは18台限定で製作される2ドアクーペであり、その革新的デザインは今後のベントレーの布石となります。

デザインディレクターのアンドレア・ミンド氏率いるチームによって製作されるバトゥールには、ベントレーが近い将来発売する電気自動車(BEV)のデザインを決定づける新たなデザインDNAが導入されます。

バトゥールは「バカラル」に次ぐプロジェクトとして、ベントレーのビスポーク&コーチビルド部門であるマリナーが18台限定で製作します。バルケッタデザインが特徴であったバカラルはマリナーがコーチビルドの原点に立ち返って製作した最初のモデルであり、お客様のご注文を受け、手作業によって12台が製作されました。バカラルがメキシコのバカラル湖にちなんで名付けられたのと同じく、バトゥールも美しい湖の名に由来しています。バトゥール湖はインドネシア、バリ島のキンタマーニ高原にある水深88m、面積約16km2のクレーター湖で、その豊富な水量は地元の温泉や農業用水の水源となっています。

バトゥールは6.0リッターW12ツインターボエンジンを搭載し、740PS超を発揮するベントレー史上最強のモデルでもあります。手組みされるこのエンジンは過去20年にわたってベントレーの象徴であり続け、文字通りベントレーの成功を支える原動力となってきました。ですが、ベントレーは「ビヨンド100」戦略に沿って完全電動化へと大きく舵を切っているため、W12エンジンは終焉を迎えつつあります。バトゥールにはW12の並外れたパワーとトルクと洗練性を讃え、その幕引きを演出する意味も込められています。このエンジンの絶大なパワーをベントレーの最先端シャシーが受け止めます。「スピード」モデル向けに調整されたエアサスペンションをはじめ、電動アクティブアンチロールコントロール、eLSD、四輪ステアリング、トルクベクタリングが搭載されます。

バトゥールは18台すべてが受注済みであり、各オーナー様とマリナー所属デザインチームが互いに協力し、それぞれの仕様が決定されます。オーナー様の個性を存分に反映するため、カラーや仕上げなど、エクステリアとインテリアの目に見える部分のほぼすべてがカスタマイズに対応しています。仕様決定後はイングランド・クルー本社のカーボンニュートラル工場内にあるマリナーワークショップにて手作業での製作がスタートします。完成には数ヶ月を要し、2023年半ばに最初の一台が納車される予定です。

バトゥールはモントレーカーウィークのベントレーシグネチャーパーティーにて約 500名のVIPを迎えて初公開され、エイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のようにコメントしました。

「バトゥールはベントレーにとって大変重要な意味を持つクルマです。大成功を収めたバカラルの後継というだけでなく、ベントレーが開発を進めるBEVのデザインの方向性をバトゥールが示します。アンドレア・ミンド氏率いるチームは、ベントレー伝統のデザインを新たな解釈で生まれ変わらせ、優美さを大切にしつつ、力強さと逞しさを一層強調したデザインを完成させてくれました」

「美しいエクステリアの内側に横たわるのはベントレーが開発してきた中で最も強力なエンジンです。ベントレーのW12エンジンが、歴史上最も成功した自動車用12気筒エンジンであることは自明のことでありますが、ハイブリッドやBEVに道を譲る日が近づいてまいりましたので、バトゥールに搭載し、有終の美を飾ることができればと考えています」

「バトゥールをご予約された18名の幸運なお客様には、マリナーのデザインチームと協力して理想のクルマを作り上げるという、またとない体験を心からお楽しみいただきたいと思います。ラグジュアリーとパフォーマンスをベントレーならではの方法で融合させる真のオーダーメイドカーへの需要は明らかに高まっています。バトゥールがマリナーのさらなる発展の足掛かりとなるでしょう」

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