MONTHLY ARCHIVE

2022.11.02

・営業利益は前年同期の2倍以上となる5億7,500万ユーロ
・通年決算で記録した最高益、3億8,900万ユーロをも上回る好業績
・売上高利益率はベントレー史上最高の23.1%
・2022年1~9月期の販売台数は3%増の11,316台
・発売6年目となるSUV「ベンテイガ」の販売台数は前年比9%増
・本社を置く英国での販売台数は25%増
・南北アメリカの販売台数は7%増、依然としてベントレーの最大市場
・欧州とアジア太平洋地域の販売台数は2桁成長
・第4四半期は新型「ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース」に期待
・業界最先端のクルー工場と未来の電動化モデルに対する30億ユーロの投資が好調な業績を下支え
・業界をリードする「ビヨンド100」戦略が奏功

ベントレーモーターズは本日、2022年第3四半期累計決算(1~9月期)を発表し、世界経済の不安材料や先行き不透明感が払拭されない状況にもかかわらず、過去最高の営業利益を記録したと発表しました。営業利益の数値は前年同期比109%増の5億7,500万ユーロで、2倍超の成長を達成しただけでなく、前年の通年決算で記録した過去最高益の3億8,900万ユーロをも上回る好業績となりました。売上高利益率も上昇し、ベントレー103年の歴史の中で最高となる23.1%を記録しました。

第1~第3四半期の累計販売台数は前年同期比3%増の 11,316台、売上高は前年同期の1兆9,490億ユーロから28%伸びて2兆4,900億ユーロでした。

新たな派生モデルの人気が高いことに加え、世界最古のコーチビルダーであるベントレーマリナーが提供するパーソナライゼーション用のオプションも売上に大きく貢献しました。

具体的には、コンチネンタルGT史上最高のパワー、スピード、運動性能、ラグジュアリーさを誇るモデルとして2022年初めに「GTマリナー」が発売されたのを皮切りに、ドライバーへの訴求をさらに強化するため、ドライビングパフォーマンスとビジュアルプレゼンスを重視した「S」モデルがコンチネンタルGTとフライングスパーに追加されました。GTマリナー、Sモデルに加え、ウェルビーイングと快適性に重点を置いた「アズール」も各シリーズに導入されました。

多彩なモデルの投入によってラインアップの拡充に成功する中で、SUVのベンテイガは売上全体の41%を占めるベストセラーモデルとなっています。ラグジュアリーセダンのフライングスパーは27%を占め、フライングスパー史上最高の環境性能を備えた最先端のハイブリッドモデルの導入が売上に寄与しました。究極のグランドツアラーであるコンチネンタルGTとGTCは両シリーズ合わせて売上の32%を占めました。コンチネンタルGTにはベントレー史上最も動力性能に優れたパフォーマンス重視のロードカー「GTスピード」が導入されました。

2022年1~9月期の販売台数は欧州で前年同期比18%増の2,133台でした。アジア太平洋地域も17%増の2桁成長でした。ベントレーが本社を置く英国では25%増の1,126台、ベントレーにとって最大の市場であり続ける南北アメリカは7%増の3,154台でした。

ベントレーはラグジュアリーSUVの新たなフラッグシップとして、ミュルザンヌ以来最高のリアキャビン体験を提供する「ベンテイガ エクステンデッド ホイールベース (EWB)」を発表するなど、第4四半期も好調を維持する見通しです。これまでのところ、ベンテイガシリーズでは受注の約40%をEWBが占めています。

第3四半期累計決算は業界をリードする「ビヨンド100」戦略を後押しするものであり、ベントレーはこの戦略を通して全ラインアップを電動化し、2030年までにカーボンニュートラルを達成する計画です。それに伴い、全モデルの製造拠点である英国クルーのピムズレーン工場と今後の新型車開発に対し、10年間で30億ユーロを投資するプログラムも進行中です。

ベントレーモーターズのエイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは次のようにコメントしています。

「ベントレーは世界市場で様々な課題に直面しながらも絶えず前進し、第3四半期決算ではほとんどの地域で売上増を達成いたしました」

「自社のコーチビルダーであるマリナーが製作する各種オプションと限定モデルが好評であること、そして派生モデルの拡充がお客様に好意的に受け止められていることにより、1台当たりの利益が順調な伸びを見せています。今後は、新発売のベンテイガ エクステンデッド ホイールベースがラグジュアリーSUVの売上をさらに押し上げることが期待されています」

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2022.11.01

・ベンテイガ オデッシアン エディションはハイブリッドパワートレインを搭載し、ベントレーの未来を見据えたデザインと素材を採用
・3.0リッターV6ハブリッドがシステム出力462PS、700Nmを発揮
・オデッシアンをはじめ、他のハイブリッドモデルにも展開される新たな18kWhバッテリーによって電力のみの航続距離がWLTPで45km以上に向上
・ツイード生地を使用したパネルやオープンポア仕上げのコア材など、環境に配慮した素材をキャビンに使用
・オンブレ刺繍などに注ぎ込まれた至高のクラフトマンンシップとスタイリング
・オデッシアンのために考えられた3色のインテリア
・オデッシアン専用の22インチホイールに「ペールブロッガー」のアクセントカラー
・エクステリアの推奨カラーとして6色を厳選、60色以上のカラーパレットや特注カラーも指定可能
・厳選された6色のナチュラルな雰囲気を引き立てる「ペールブロッガー」のアクセントカラーをエクステリアのブライトウェアにプラス
・2023年第1四半期の生産開始に先立ち、2022年11月に受注開始

ベントレー独自の世界観とクラフトマンシップを損なうことなく、環境に配慮した至高のデザインをカタチにするという歩みを進めるベントレーから「ベンテイガ オデッシアン エディション」が発表されました。オデッシアンはサステナビリティを重視したリミテッドエディションであり、12ヶ月限定で生産されます。

2021年、フライングスパーに初めて設定されたオデッシアンエディションは、2035年のラグジュアリーモビリティを見据え、「ビヨンド100」戦略の一環として製作されたコンセプトカー「EXP 100 GT」を参考にしてデザインされました。ベンテイガ オデッシアン エディションもフライングスパーのそれと同じくハイブリッドパワートレインを搭載し、最高のパフォーマンスを実現します。

ハイブリッドパワートレインはV6ガソリンエンジン、電気モーター、改良された18.0kWhバッテリーを組み合わせ、ほぼ無音で走るゼロエミッションのEVモードからスリリングなフルスロットルの加速まで、実に様々な走行シーンに対応できます。また、電力のみの航続距離はWLTPで45km以上に向上しています。

3.0リッターTFSI V6ガソリンエンジンと100kWのモータージェネレーターからなるシステム全体で最高出力は462PS、0-100km/hはわずか5.3秒、最高速は254km/h。ゼロ回転からフルトルクを発生する電気モーターの特性を活かしたハイブリッドだからこそ、息を呑むほどのエフォートレスなパワーを体感できます。

現在、ベントレーでは14モデルのうち7つにハイブリッドの設定があり、全ラインアップの50%が電動化されています。

パワートレインだけでなく、キャビンの素材にもサステナビリティへのこだわりが感じられます。センターコンソールに使用されるオープンポア仕上げのコア材は、ハイグロス仕上げのウッドパネルに比べてラッカー使用量が90%少ないため、コア材が持つ美しくナチュラルな風合いが引き立ちます。オープンポアのウッドパネルは杢目の美しい最高のコア材を厳選し、ラッカーを3層だけ重ねて仕上げますが、ラッカー塗膜は3層合わせて、わずか0.1mmという薄さです。

フェイシアとウエストレールにはシンプルで洗練された「ピアノリネン」のウッドパネルが使用されます。インテリア全体を彩るレザーは、このモデルのために用意された
3色のカラーパレットで新鮮な趣を演出します。長期使用に耐える天然レザーも新素材同様にサステナブルな素材であり、キャビンの多くの箇所に使用されます。

キャビンにはその他に、英国産ウール100%のツイード生地を使用したパネルも使用されます。褐色の糸で織られた天然素材の高級ツイード生地はベントレーのために特別に製作されたものです。

レザーは「ベルーガ」、「ポーポイズ」、「クリケットボール」、「ブルネル」、「バーントオーク」の5色から選択したカラーに、明るくモダンなレザーである「リネン」を組み合わせ、アクセントカラーとしてソフトで温かい印象の「オータム」を配置します。こうして完成する3色のカラーパレットは第2世代のベンテイガでは初採用となります。乗降時にはオデッシアンエディション専用のトレッドプレートが目に入ります。トレッドプレートはDピラーのエクステリアバッジと統一されたデザインです。

フライングスパー オデッシアン エディションに採用されたオンブレ(ぼかし)仕上げの刺繍が、ベンテイガ オデッシアン エディションの各シートにも施され、刺繍糸で微妙なグラデーションが表現されています。

エクステリアについては、ボディの低めの位置にあるブライトウェア(前後バンパー、ヘッドライトサラウンド、テールライトサラウンド、ボディサイド下部のクローム)と
22インチ10本スポークホイールにアクセントカラーとして「ペールブロッガー」のペイントが施され、静謐な雰囲気を漂わせます。エクステリアカラーはアクセントカラーの「ペールブロッガー」と調和するように考え抜かれた6色が推奨カラーとして用意されますが、全60色以上のカラーパレットから選択することもできます。
贅沢な標準装備でウェルビーイングと快適性を約束

オデッシアンエディションは「アズール」として展開されているモデルと同じく、乗員のウェルビーイングと快適性に重きを置き、移動距離に関係なく、どんなドライブでもリラックスできるように考えられています。3.0リッターV6ガソリンエンジンと電気モーターの強力なコンビネーションで、街中でも郊外でも変わらず、静かで洗練されたドライビングエクスペリエンスを提供します。

ベンテイガ オデッシアン エディションはデザイン、テクノロジー、クラフトマンシップの融合を通して乗員のウェルビーイングを促進するため、「フロントシート コンフォート スペシフィケーション」を標準装備しています。シートを最大22段階に調節できるほか、体温を適切に維持し、快適ですっきりとした気分で過ごせるよう、ヒーターとベンチレーターの機能もあります。

ドライブをさらに安全かつ穏やかでリラックスした時間にするため、各種ドライバーアシスタンスシステムが揃った「ツーリングスペシフィケーション」も標準装備されます。アダプティブクルーズコントロール*は、あらかじめ設定した車間距離を維持しながら先行車に追従走行し、先行車が減速(または停止)すると自車も減速または停止します。先行車がいなくなると、設定速度まで自動的に加速します。レーンアシスト*、トラフィックアシスト*、ベントレーセーフガード、そして車両に搭載された各レーダーと各カメラが周囲の交通状況と道路を常時監視します。
* 搭載される装備は地域によって異なります

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