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2015.02.17

ラグジュアリーなグランドツーリングを追い求め、スタイルとテクノロジーを刷新

・Continental GTファミリーに新デザインを採用、装備もさらに充実
・Continental GT W12を590 PS、720 Nmにパワーアップ、性能向上とさらなる高効率化を実現
・Flying Spurに4ドアのラグジュアリーを堪能できる豪華装備を追加

(2015年2月17日、Crewe) Bentley Motorsは、Continental GTファミリーの世界的需要拡大を目指し、このベストセラーモデルを現代的なデザインへと進化させるとともに、魅力的な新装備を追加することを決定しました。ラグジュアリーとパワーを兼ね備えたFlying Spurについても、パワートレインの改良をはじめ、車載テクノロジーやインテリアの快適装備などを中心にアップグレードした2016年モデルを発表します。

新モデルは、ジュネーブモーターショーにて3月3日(火)から初公開します。

Bentley MotorsのWolfgang Dürheimer会長兼CEOは次のように語っています。

「Bentleyは、グランドツーリングに適した最上級の快適性に加え、妥協のないラグジュアリーとパフォーマンスをお届けしています。2016年モデルの新装備は、その魅力をさらに向上させるものです。私どもはお客様の期待に応えるべく、今回の刷新を通し、今まで以上にスタイリッシュで、高効率で、ネットワークに接続でき、実用性に優れた車を目指していきます。」

Continental GTのエクステリアが進化
Continental GTは、Bentleyを象徴するグランドツアラーが車の流れの中で一層シャープな存在感を放つように、新デザインを採り入れてエクステリアをリフレッシュします。フロントはバンパーを新しくし、ラジエターシェルを小型化、さらにフェンダーのデザインを強調することで堂々とした迫力ある顔つきに仕上げます。フェンダーにはBをかたどったメタリックの優雅なフェンダーベントを追加し、フロントのアーチ形状からリアへと流れるBentley独特のパワーラインに味わいを加えます。フェンダーのV8 SバッジやW12バッジも、GT Speedバッジと同様に光沢のあるクローム製に変更します。

リアは、空力を考慮してトランクリッド後端部の形状を変更するとともに、全体をくっきりとした印象にまとめ上げます。リアバンパーは形状を見直しワイド化することで力強さを表現し、車幅いっぱいにブライトウェアを装着します。V8 SとGT Speedについては、リアディフューザーのデザインを変更し、Continentalファミリーの中の高性能モデルという位置づけを明確に打ち出します。

足回りには20インチと21インチの新しいデザインのホイールが加わり、生まれ変わった美しいエクステリアの完成度を高めます。GT V8とGT W12に標準装備されるのは新しくなった20インチホイールで、トリプルスポーク6本のデザイン。V8ではペイント仕上げ、W12では機械加工によるポリッシュ仕上げを施します。Mullinerドライビング・スペシフィケーションのホイールは21インチのツインスポーク7本のデザインに変更し、仕上がりの色はグラファイトグレー、スポークは機械加工によるポリッシュ仕上げとなります。さらに、V8 SとGT Speedには、これまでの21インチホイールに加え、21インチ5本スポークのディレクショナル・スポーツホイールが仲間入りします。

エクステリアカラーには、Marlin(鮮やかなメタリックブルー)、Camel(落ち着いたゴールド)、Jetstream(明るいメタリック・ライトブルー)の3色を追加。GTの特徴的なシルエットを一層引き立てます。

モダンに洗練された至高のキャビン
Continentalファミリーのキャビンも、ラグジュアリーな雰囲気にさらに磨きをかけます。ゆったりとした4つのシートにはフルーティング・パターンと呼ばれる現代的な縦溝の模様をあしらいます。一方、Mullinerドライビング・スペシフィケーション(GT Speedに標準装備)のシートには、英国製の上着を思わせるような、小ぶりでタイトなダイヤモンドキルト模様を配します。さらに、ドライバーが操作する各種装置も一新。オプション装備として、人間工学とスポーティさを今まで以上に重視したステアリングホイールを用意するとともに、サイズを大きくしたギアシフトパドルには手触りのよいローレット加工を施した金属製の飾りを取り付けます。

コンソールの至る所に使用されているブライトウェアも新しくなり、運転席のインストルメントパネルのメーターや表示も現代的な印象に様変わりします。そして、この新しいインテリアは今回採用するLEDで美しく照らし出されます。センターコンソールのギアレバー周囲も、各種操作装置との調和を図り、黒に変更します。V8とV8 Sの各クーペモデルには、左右後席の間に新たに収納スペースを設けます。この収納スペースは普段は隠れて見えませんが、iPadなどのデバイスを収納・充電することができます。

標準仕様の変更に加え、インテリアの装備にも各種オプションを追加します。
GT W12およびGT Speedのシートクッションとバックレストには、非常に柔らかなセミアニリンレザーを使用できます。自動車用の最高級レザーがこの上ない心地よさと豪華さを演出し、自然な風合いを醸し出します。2016年のContinentalファミリーには、ShortbreadとCamelの2色のレザーが加わります。
また、GT V8 S、GT W12、GT Speedの各クーペモデルには、ヘッドライニングにAlcantara®を追加します。インテリアのレザーハイドに合わせ、17色から選択できます。

W12の性能と効率をアップ
Continental GT W12がまとう新しいエクステリアの下には、6.0リッターツインターボW12の強力なパワートレインが収まります。ここにも3つの改良を加えました。まず、エンジンの最高出力が575 PS(423 kW)から590 PS(434 kW)に向上、最大トルクは700 Nmから720 Nmにアップしました。優れたパフォーマンスに定評のあるこのモデルへの期待を裏切りません。

出力向上と同時に、燃費も最大で5%向上しました。GT W12に導入される気筒休止システムは、アクセルを軽く踏み込んで走行するときに12気筒の内の6気筒を休止するシステムで、走りを犠牲にすることなく燃料消費量を低減し、CO2排出量を329 g/kmに抑えるとともに、複合モード燃費14.1 l/100 kmを実現します。

ラグジュアリーなオプションが充実したFlying Spur
Bentleyの4ドアラグジュアリーセダンであるFlying Spurは、車選びにこだわりがあり、社会的ステータスを確立した方にぴったりの一台であることに変わりありませんが、2016年モデルではオプションがさらに充実し、注文仕立ての味わいを一層楽しんで頂けるようになります。

新しい20インチホイールは、トリプルスポーク6本のデザインで、Flying SpurのV8モデルにもW12モデルにも取り付け可能です。仕上げ方法は3種類ご用意します。一方、Flying Spur W12のMulliner仕様のホイールは、21インチのツインスポーク7本のデザインとし、磨き仕上げまたはグラファイト塗装で機械加工による光輝仕上げのどちらかを選択できます。

Flying Spurの優美なキャビンにも使いやすさを考えたモダンな装備を追加し、インテリアのデザインと使いやすさが高く評価されているBentleyに相応しい仕上がりにしています。運転席のメーター類を現代的な印象の表示に変更し、ステアリングホイールのデザインはスポーティさを強調。オプションのギアシフトパドルにはローレット加工で装飾した金属製フィニッシャーを装着します。装備の充実だけにとどまらず、エクステリアカラーにもContinental GTと同じくMarlin、Camel、Jetstreamの新色が加わります。レザーにはShortbreadとCamelを追加します。

625 PS(460 kW)の出力と 800 Nmのトルクを発生するFlying SpurのW12エンジンは、高効率を実現し、グランドツアラーとしての性能が格段に向上。Continental GT W12にも採用されている気筒休止システムが、燃料消費量の低減と航続距離の増大、そしてCO2排出量333 g/kmの実現に貢献しています。

なお、日本でのデリバリーは2015年秋頃を予定しており、それぞれのモデルの価格に関しては現在未定です。

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