EVENT REPORT

2019.06.24 - 2019.06.25

ベントレー100周年記念ツーリングイベント

2019年は英国の名門高級車メーカー、ベントレーにとって記念すべき創業100周年。英本国はもちろん、世界中のベントレー愛好家が祝賀イベントを展開している中、日本においてもこの6月下旬に、ベントレー・モーターズ・ジャパンによるオフィシャルイベントとして、関東地方を舞台とするツーリング大会が開催されました。
東京のスタート会場に選ばれたのは、いかにも日本らしい美しさを湛える明治神宮。イベント初日はあいにくの雨に見舞われましたが、そんな荒天もものともせず、オープンボディを持つ創成期モデル、「W.O.」時代のベントレーが5台も集まりました。
また、1950年代の「Rタイプ」や60年代の「S2コンチネンタル」などの戦後型クラシック。あるいは1990年代の「コンチネンタルR」や「アズール」などのヤングタイマー・クラシック。さらにオフィシャルカーとして参加した「コンチネンタルGTコンバーチブル(日本未発売)」をはじめとする最新モデルに至る約20台の新旧ベントレーが、まるで特設のベントレー・ミュージアムのごとく集結。雨のそぼ降る明治神宮から、原宿・表参道へとスタートしてゆきました。
約70kmのドライブののち、まずは私どものクラブハウス「ワクイミュージアム」にて地元加須の名物、うどんによるランチ休憩となりました。ここでミュージアム見学も楽しんだのちに再スタートし、この日は軽井沢の瀟洒なリゾートホテルで一泊。また、今年ベントレーが100周年に向けて全世界で規定している「センテナリー・ディナー」のメニューに従った素晴らしい夕食が、エントラントたちに振舞われることになりました。

そして翌25日は、前日の雨から一転、陽光が心地よい初夏の一日でした。この日のクラシック・ベントレーの一団は浅間山麓に向かったのち、再びのどかなカントリーロードをツーリング。ひなびた雰囲気が素敵な群馬の温泉旅館にてランチを楽しんだのち、イベントはフィナーレ。解散となりました。
今回の「ベントレー100周年記念ツーリング」では、一台のリタイアもなく、全車と全参加者が最後まで愛車とのツーリングを満喫。ベントレーの100周年を最高のかたちで祝うことができました。
(レポート:涌井清春)